2022年9月27日火曜日

玉すだれ


 飛び石の脇から、玉すだれが出てきて、咲いた。


千葉市は都町の植木屋さん 庭木手入れ すずき

 

一級造園施工管理技士(L051000251)……東京の町場の植木職人として30年あまり。初老を迎え、女房の実家にて独立開業。

 寺社や民家の手入れ、学校や公園での剪定作業、街路樹、マンション植栽管理、建築現場外構工事、古民家の復旧、経験多様。

 一本からでも手入れします。12時間や午前で終わる作業でもOK。ほぼ日中作業で軽トラック一台分の剪定残材処理で、目安3万円前後からになると思います。

 除草・伐根・幹伐採(チェンソー使用)などは別料金。庭全面への消毒は、生態系配慮よりいたしません。

 

260-0001 千葉県千葉市中央区都町7-8-8

鈴木正樹

e-mail; suzumask@yahoo.co.jp

(仕事依頼は件名「庭木手入れ依頼」にて)

 

2022年9月22日木曜日

看板掲げる

 


頑張ろう!

千葉市は都町の植木屋さん 庭木手入れ すずき

 

一級造園施工管理技士(L051000251)……東京の町場の植木職人として30年あまり。初老を迎え、女房の実家にて独立開業。

 寺社や民家の手入れ、学校や公園での剪定作業、街路樹、マンション植栽管理、建築現場外構工事、古民家の復旧、経験多様。

 一本からでも手入れします。12時間や午前で終わる作業でもOK。ほぼ日中作業で軽トラック一台分の剪定残材処理で、目安3万円前後からになると思います。

 除草・伐根・幹伐採(チェンソー使用)などは別料金。庭全面への消毒は、生態系配慮よりいたしません。

 

260-0001 千葉県千葉市中央区都町7-8-8

鈴木正樹

e-mail; suzumask@yahoo.co.jp

(仕事依頼は件名「庭木手入れ依頼」にて)

 


2022年9月18日日曜日

植木仕事の在り方あれこれ


 秋になると、庭の手入れ時期が本格的にはじまってしまうから、残りの外構工事は来年にまわして、開業へ向けての事務作業を優先する。

 チラシも、自分でデータを作ってネット上で処理して制作すれば、印刷会社よりもだいぶ安くでき、部数も10部からOKだなんて、信じられない話だ。

 で、植木業界も、やはりネット社会にとりこまれているようだ。

 いろいろ他の植木屋さんはどう営業展開しているのかな、とスマホ検索してみると、

 (1)   ダスキン方式……つまり、職人のサラリーマン化。

(2)   プラットホーム方式……つまり、職人の派遣社員化。ネットシステムを構築して、ひとり親方に登録させ、営業成立したら、そのマージンをいただいて手広くやる、ということだろう。ウーバーイーツの個人配達員に近くなる。


生活するためには、そうした現今の生産構造に従わざるを得ない部分がいまや大きいだろう。東京の方では、まだ職人世界の地盤がなんとかもっているから、そうした新方式は参入できていないように感じる。

昔気質の職人世界は、自分たちが抑圧されてくるような下層社会的階級にあったから、その値段などシークレットにして、自分たちの世界を守っていくという閉鎖性がある。それを修正しより開かれた形にしていくこと自体には、賛同する。

 が、そんな新方式で失われていくのは、職人たちがお客と密に向き合ってきた人間関係だ。とくに植木職人、巷の庭師は、植木手入れだけが仕事などではなく、福祉的な世話人でもあった。サラリーマン化し派遣社員化ともなれば、客の顔をみながら、自分の裁量で値段や時間に融通をきかせるということもできなくなる。安くなるよう手っ取り早くと、客の話もじっくりと聞いている暇もない。もう、自由じゃない。

 生活がガツガツでもないならば、そうした風潮に抗って、次の時代のためにあり方自体をさらに新しくしていったほうがいいだろう。というわけで、仕事第一、みたいな高度成長、バブル期、そしてなおその時代への憧れで立て直そうとバイアスのかかっている経済合理化社会とは、べつの方向線を引いてみよう、と、独立したのだけど。

 明日は、そんな考えの一貫で、鴨川市の方へ、『土中環境』を書いた著者・高田宏臣さんの講義・実習(『よくわかる土中環境』出版記念 | 土中環境を改善するために、私たちができること (small-earth.org))へと参加予定だ。が、台風で、だいじょうぶかなあ?

2022年9月15日木曜日

蜥蜴と彼岸花

 土を掘り起こしていると、あちこちで蜥蜴(とかげ)に出くわす。

 今までが草っぱらみたいだったから、隠れ家がいっぱいあったからだろうか? 野良猫のうんち場所もあった。

 逆に、人が地面を起こしている時にやってきてもよさそうな、鵯(ひよどり)や椋鳥(むくどり)がやってこない。一度、鳩の夫婦がやってきて、ちらほらついばみ始めたことがあったけど、それきりだ。早朝でも、鳥の鳴き声が少ない。東京の中野区界隈のほうは、三時半くらいから聞こえ始め、日の出すぎたら色々とやかましいくらいだったが、こっちは種類も少ない。近くに、竹藪もあるんだけれど。

 今日ふと、彼岸花が咲いているのに気付いた。作業中にも、やたら球根が出てくるのでなんだとおもっていたのだが。

 だけど、白い花。赤じゃない。調べてみると、シロバナマンジュシャゲといって、ちょっと違う種のようだ。関東では珍しく、九州では自生しているそうだ。

 だいぶ掘り起こしてしまったが、まだまだたくさん埋まっているはずだ。もっとあちこちで、咲いてくれればいいのだが…。









2022年9月14日水曜日

犬走

 妻の両親の庭には、とにかく平板やレンガ、インターロッキングが埋まっていた。埋まっていた、というのは、芝に覆われて、最初は見えなかったからである。

 芝というより、ほぼススキ畑と化していた庭の草刈りをしているときに(町内会から苦情の連絡が来るので、年に2度くらいはそのために空き家を訪れていた)、次から次へと出てくるのに気付いたのである。

 たぶん、家への浸食、広がりを防ごうとしていたと思われる。自動車がないのだから、自転車で少しづつ買っては運びを、何年も続けたのであろう。金木犀や山茶花、紫木蓮などが結構な大木となってあったが、植木屋さんを入れるでもなく、ご自身で高枝鋏などを使い、剪定していたようだ。もう施設にはいろうかという段になって、近所にやってきた植木屋さんに頼んで、みな根もとから伐採したのだった。私も一度、5メートルくらいになった棕櫚の、伐採を頼まれたけれど。

 住居へとせり上がった芝をはぐと、だいぶ、地面がへこむ。そこに、駐車場の穴掘りで出た粘土質の土を盛って均し、固める。そのままでは雨で泥がはねたり、湿気も家に悪いのだし、また芝が侵入してくると困る事態になるらしいので、定番の、犬走を作ることにする。とにかく、レンガとかもさばかなくてはならない。施行はみな、土決めだ。セメントはできるだけ使いたくない。が、十分である。芝が抑えに来るまえにこけてしまったりするかもしれないが、足で起こせばすむことだ。とにかく、芝を刈るところと刈らないところの境界をはっきり区別しておかないと、メンテナンスがやりにくい。ということで。











2022年9月12日月曜日

檸檬と柚子

 東京・中野区の借家には、庭と呼べるものはなかったので、植木鉢で、檸檬と柚子を育てていた。子供を自由に野原で遊ばせるとかいう運動グループに参加していた女房が、公園の芋虫のために餌をとれるようにしたい、という望みからだった。

 が、蝶々は、庭とはえいない借家の植木鉢にだって飛んでくる。柑橘類が好きな揚羽の類いが卵を産み付けて、芋虫だらけになって、葉っぱがなくなってしまうのだった。だから女房がせっせとスズメたちと一緒になって、芋虫退治に精をだすようになるのだが、それって、なんか本末転倒じゃねえか?

 棘のある木だ。だから私は、移住後もそのまま植木鉢の中で大人しくしてもらいたかったのだが、これはここに植えろ、これはあそこに植えろ、と指図される。それで、晴れて広々とした地面へと移し替えられたのだった。

 伐採されずに残っていた木瓜の大きくなったものもあるのだから、紫陽花をのぞけば、みなトゲトゲの庭木となった。大きくなってからびっくりして剪定しても、もう手遅れ。この野郎とばかりに、太い枝、長いものは5cm以上もある鋭い棘が何列にもなって襲い掛かってくることになる。おそらく猿とかに、早まって実をとらせないための戦略だ。熟してからなら、怒らない(柿が最初渋いのも、同じ理由)。だから手入れも、実がなるように考えながら、木を驚かせないように、怒らせないように、細かく透かしていかなくてはならない。

 棘が出てきたら、失敗だ。しかし根が大きく張れば、庭の中に収まるように小さく保つには無理がでてくる。いったい、どうなることやら。


檸檬






柚子

2022年9月10日土曜日

千葉寺


 千葉寺へいってみる。

 中央区の隣に、千葉寺地区という名前自体があるのが驚きだ。以前の職場で手入れに入っていた、東京・新宿区にある真言宗のお寺の副住職になった方の弟さんが勤務していたことがあるとかの話があったので、自宅より車で10分ほどかけて女房と。

 無断駐車禁止とあるので路駐。横の入り口より境内をのぞいてまずびっくりするのは、銀杏の木の太いこと。直径が4メートルくらいあるのか? ならば幹周は12メートルくらいになるが、私が落下した東京練馬の石神井公園隣の銀杏並木は、幹周3メートルくらいだった。それでも30メートルくらいの高さだ。この銀杏は雷にでも打たれたか台風で折れたかしたようなので高さはないが、風格が違う。

 この古木の手入れとなったら、天罰でもあたらないようにと、心構えを迫られてくるだろう。

2022年9月7日水曜日

開業準備

 東京から千葉への引っ越しが終ってほぼ10日。

まだ家の中は段ボールの山。私の部屋の割り当てはなく、2階の廊下に机と本を置いて終わった。まるで小中学校での悪ガキへのお仕置きみたいだ。

とにかく植木職人の私は、外仕事。

女房の両親は自動車に乗ってなかったので、駐車場がない。引っ越しまえに開墾作業を日曜日ごとにやっていたので、移住してからは、さっそく工事にとりかかった。

真夏の穴掘り、生コン打ち作業は半端じゃない。

この庭設計の命題は、ひとりでやる、あるものを使い切る、いらない土はない、ゴミをださない、だ。業者にたのめば、それは面倒で無理になるだろう。

ひとりでやれるためのデザイン工夫。生コン沼地に入らず、乾く前にならしきるためには?

だんだんと、形になってきた。


古い物干し台も、車止めに転用。