ーー千葉市は都町の植木屋さんーー
年末にかけては、松の手入れが続く。
古っ葉落とし、とか、もみあげ、という作業。葉を指先ではじいていくので、軍手の親指と人差し指の先を切っておく。素手でやる感じになる。
まだ暖かいからいいけれど、冬場は手がかじかんで、大変。爪を切ってやってしまうと、爪がはがれる感じになって、痛くなる。
写真では、親指に絆創膏をしているが、爪が長すぎたのか、割れてしまったのだった。
この一本、やっと三日目で、終わりそう。去年までは、四日だったな。
手入れに入っているお庭には、千葉県の県木がだからか、マキの木が多い。
だけどこれは、でか。5メートル以上になる脚立のてっぺんにのっても、とどかない。しょうがないので、のぼって頂上から頭をだす。去年はまだ楽に刈れたのだが、たいへん。
たぶん前の業者は、ユニックゴンドラに電気バリカンで刈ったのだろう。浅刈りになっていくので、どんどん玉がでかくなる。そのうち、メンテナンスができなくなる。
枝が枯れるか枯れないかの、ぎりぎりの線に刈り込み鋏をいれていくには、訓練がいる。